悪魔の証明|ないことの証明することは不可能なのか?

悪魔の証明|ないことの証明することは不可能なのか?

皆さんは悪魔の存在を信じていますか?恐らく多くの人がゲームやアニメの中だけだろうと信じる人は少ないと思います。そこでこの記事ではあえてその現実に立ち向かうべく、悪魔の証明とは現実に可能なのかどうか検証した結果を紹介しています。無いことの証明がどれほど難しいのか、筆者のチャレンジに興味がある人はぜひご覧になってください。果たして本当に悪魔の証明とは不可能なんでしょうか?

目次

悪魔の起源から証明してみた

悪魔の証明とは、悪魔の起源を振り返ることで証明できる可能性があります。ただし、悪魔は元は神の使いという説が濃厚で、今のように角や牙がある存在では無かったと言われています。しかも、今の悪魔の原型とされる旧約聖書に登場するハ・サタンは、今の検察官や監察官のような存在で、人間の信仰が本当のものかどうかを確かめていたとされています。この考え方に変化が出始めたのが紀元前1世紀から6世紀のユダヤ教とゾロアスター教という一説があります。ユダヤ教とゾロアスター教では、聖書や教えに度々人間を罪に引き込む存在が描かれており、これが今皆さんがアニメやゲームで認知している悪魔という存在の可能性が高いです。したがって、悪魔の証明とは聖書や各宗教の教えを色々な意味で証明する必要があるとも言えます。ですが、聖書や各宗教の教えの中で、歴史学上の事象は証明できるものの、悪魔や神の存在に対して科学的に証明するのは困難です。

デカルトの思考実験から証明してみる

悪魔の証明とは、デカルトの思考実験からある程度推察することが可能です。デカルトの思考実験とは、簡単に説明すると今起きている事象が全て悪魔によって仕組まれていることで、本当は夢であるという説を元に何が真実なのか追及するための考え方です。例えば夢で悪魔を見たと説明されると、悪魔なんて現実には居ないのだからそれを夢だと説明できますよね。じゃあ夢で自分のお母さんを見た場合はそれを夢か現実か説明できますか?

現実でも夢でも同じことが起きるのならば、今見ているお母さんという存在が夢である可能性もあるわけです。つまり悪魔の夢を見ている人は、少なくとも悪魔の存在を見ているので、その夢が事実でないと立証しない限り悪魔が夢ではないと証明することができません。ですが一方でこの考え方は夢と現実の境目がどこかを考察しているだけで、悪魔の証明とはという疑問に真向から戦えるほどの力は無いと思います。ただし、この考え方を唱えたデカルトは、夢や真実に疑いを掛けている自分そのものを信じることはできると断言しています。

悪魔祓いから悪魔を証明

悪魔の証明とは、悪魔祓いを証明することで成り立つと筆者は考えています。つまり、過去に実在した有名な悪魔祓い関連の事件を考察し、その過程で悪魔の証明をしてみようと考えたわけです。代表的なのは映画エクソシストの元ネタにもなったメリーランド事件です。この事件の記録では、30回近く悪魔祓いをしたのに事件が解決していません。つまり悪魔が存在すると仮定するならば、悪魔祓いは効果が無いので悪魔の存在を証明することができず、悪魔が居ないことの証明になると考えています。反対に悪魔祓いで解決した事件や病気があれば、悪魔祓いは効果があるので、悪魔も存在すると仮定できるのではないでしょうか。

なお、エクソシストの作者の情報によると、当時の関係者に取材を申し出たが箝口令のために発言することができないと言われてしまったそうです。つまりエクソシストは作者の創造による部分も含まれているため、悪魔の証明とはあまり近い位置にいる事象とは言えないかもしれません。次の見出しでも似たような事件を紹介しているので、そちらも参考にしてください。

アネリーゼミシェル事件で証明

悪魔の証明とは、アネリーゼミシェル事件を例にして実現できるかもしれない事象です。その理由は、この事件の被害者であるアンネリーゼが、投薬治療によって病気を治せなかったからです。16歳の頃から激しい痙攣に悩まされるようになったアンネリーゼは、精神病院に入院し精神病による痙攣と診断され、フェニトイン薬を処方されています。しかし、症状が改善されることはなく、アンネリーゼは悪魔が見えるなどの発言を繰り返すようになり、医療に不信感を持ってしまいます。そこでアンネリーゼは、当時司教をしていたヨーゼフ・シュタングルに悪魔祓いを依頼、凡そ10カ月間もの間毎週1回から2回悪魔祓いを受けていました。そんな甲斐も虚しくアンネリーゼは亡くなってしまいますが、検死結果によると直接の死因は半餓死という悪魔の証明とはほど遠い結論になっています。

積極的事実から証明してみる

悪魔の証明とは簡単な話で、悪魔を連れてくれば証明可能です。何をいっているのかと思われるかもしれませんが、悪魔が実在しないから皆ゲームやアニメなどの空想の話だと、断定するわけです。ただし、この消極的な事実も実は立証が不可能なんです。例えば無いものをどうやって証明するのかが問題で、悪魔が実際に存在しないという証明をするための証拠がありません。一方で生き物の死体や化石などを分析して、明らかに人間や地球上の生き物の遺伝子ではないものが発見されれば、それは悪魔が存在することの証明になりえます。ここで注意しなければならないのは、悪魔を定義している要素についてです。聖書を含めゲームやアニメなどで姿が描かれているものはありますが、人間のようにタンパク質でできているなどの情報が何もありません。そのため、地球外生物の遺伝子が見つかったとしても、それを悪魔だと断定できるほどのデータが無いわけです。

無いことを証明する方法

無いことを証明する方法は、あると皆が確信していることの矛盾を証明し、無いと証言されたことの確証を掴むことが有効です。一番身近な分野ならば数学の無理数が有名です。無理数とは、これ以上約分できない数字のことで、ルート2や円周率などが代表例です。例えばルート2が無理数だと証明するには、分数であるB分のAに代入される数字が、これ以上割り切れない関係である必要があります。しかし、実際にはルート2=B分のAを証明するために、2乗して分母を払うとAの2乗が2倍したBの2乗と同じであることが分かります。つまり、この地点でAは偶数であることが分かり、この情報を元にBの数値を求めるとBの数値も偶数であることが分かります。したがって、どちらも偶数ならばこれ以上約分できない分数とは言えないため、ルート2は有理数ではなく無理数という事になります。

まとめ

悪魔の証明とは、証明できないことを証明することを総称して言われていますが、実際に悪魔の存在を証明できないことからそう呼ばれています。しかし、悪魔がいると仮定した上で別のことを証明できる要素があるため、絶対に証明できないとも言い切れません。ただ1つ分かっているのは、無いことを証明する方法の中には、数学を用いて説明できるものがあるため、全ての事象が証明できないわけではないという希望があることです。そのため、もしかしたらこの先本当に悪魔の存在を証明できる考え方や理論が登場するかもしれませんね。

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