皆さんは「指スマ」をご存じでしょうか。道具なしで遊べる簡単なゲームなので、友達や家族と一緒に遊んだことがあるという方も多いのではないでしょうか。「指スマ」という名称に馴染みがない人であっても、たいていの人が同様のゲームをしたことがあるはずです。
この記事では、「指スマ」のルール、由来、正式名称、地域ごとの掛け声、そして必勝法を見ていきたいと思います。
「指スマ」のルール
まずは「指スマ」のルールを見ていきましょう。
基本的には2人以上で一緒に遊ぶゲームであり、自分が親であるターンに何本の親指が立てられるかを予想するというシンプルなゲームです。
一般的なルール
もしかすると多少の地域差はあるかもしれませんが、以下が一般的なルールと言えるでしょう。
- 複数人で輪になり(2人の場合は、向き合う)、各プレイヤーが両腕を前に出す。
- 参加プレイヤーが順番に親となり、親は掛け声に続いて数字を言う。この時、選択できる数字は、参加プレイヤー数×親指の数が最大。(例:5人参加している場合、選択できる数字の最大は5×2=10なので、0〜10が選択肢となる。)
- 親の掛け声に合わせて、各プレイヤー(親も含む)は、親指を1本ないしは2本立てる。もしくは、立てない。(例:参加プレイヤー5人中2人が2本、もう2人が1本、残る1人は0本だった場合、合計数は「6」となる。)
- 親が予想した数字と、立てられた親指の合計数が一致した場合、親は予想が的中したことになり、片腕を降ろす。(予想が的中した場合、そのプレイヤーは以降は片腕のみの参加となる。したがって、その時点から選択可能な数字の最大数も2減る。)
- これを繰り返し、一番先に予想を2度的中させ、両腕を降ろすことができたプレイヤーが勝利。
「指スマ」の由来
子供も大人もついつい夢中になって遊んでしまう「指スマ」ですが、一体いつ、どこからやってきたのでしょうか。
「指スマ」は中国からやって来た?
残念ながら明確な起源は特定されていないようです。しかし、「数拳」という中国の拳遊びが由来である可能性が非常に高いということが指摘されています。江戸時代ごろに貿易のために日本へやって来た中国人によって長崎の人々へ伝えられ、それが徐々に長崎から日本全国へ伝わっていったということのようです。
「指スマ」の正式名称
では、「指スマ」は日本に伝わってきた当初から「指スマ」と呼ばれていたのでしょうか。
「指スマ」という名称はどこから来た?
実は、「指スマ」という名称は比較的最近作られたものなのです。過去にフジテレビで放送されていた番組『SMAP×SMAP』でこの遊びが「指スマ」と呼ばれたことから、世間に「指スマ」という名称が広まりました。「スマ」は、あの有名なSMAPの「スマ」だったのですね。
正式名称はあるの?
「指スマ」は地域によって様々な名称で呼ばれていることが知られています。「指スマ」の他に、「いっせーのーせ」や「いっせーのーで」、「せっさん」、「バリチッチ」など日本全国で多種多様な名称が用いられています。そのため、どれが正式名称であるかを決めることは、非常に難しそうですね。
この記事では、引き続き「指スマ」と呼称することにしましょう。
地域ごとの掛け声
このゲームの名称が地域ごとに様々であるのと同様に、掛け声も地域によって様々です。しかしながら、基本的に各地域においてゲームの名称と掛け声は一致していることが多いようです。つまり、「いっせーのーせ」というゲーム名で呼ばれている地域では、親は「いっせーのーせ」という掛け声に続いて数字を言う、ということですね。
各地方の掛け声
- いっせーのっせ
- ちっちーちのっち
- ばりちっち
- 指スマ、〇!!
- しょうぶー、〇
〇には上げる指の本数が入ります。
「バリチッチ」だけ少し特殊?
実は「バリチッチ」だけ、ゲームの名称と掛け声が一致していません。「バリチッチ」においては、「チッチッチッチッバリチッチ」という掛け声が使われています。これについては、過去にTBSで放送されていた『バリキン7 賢者の戦略』という番組内で行われていたゲーム「バリチッチ」との関連が指摘されています。というのも、同ゲーム内でも「チッチッチッチッバリチッチ」という掛け声が使われていたためです。
ちなみに、この番組のMCはKinKi Kidsです。有名アイドルのお茶の間への影響力はすごいですね。
「指スマ」の必勝法
さて、そんな「指スマ」ですが、遊びとはいえやるからには勝ちたいものですよね。何か必勝法があるのか、見ていきましょう。
必勝法1:自分の親指は絶対に立てない(or 絶対に立てる)
今一度「指スマ」のルールを思い出してみましょう。
自分が親のときに自分が立てた親指の数はカウントされますよね。つまり、少なくとも2本の親指は自分の意のままに操ることができるのです。
そのため、例えば5人で遊ぶ場合、「自分が親のときには、自分は親指を立てない」とあらかじめ決めておけば、本来「0〜10」であったはずの選択肢を「0〜8」に減らすことができます。(もしくは「必ず両親指を立てる」と決めておけば、選択肢は「2〜10」になりますね。)
自分の意思で確率を「11分の1」から「9分の1」に高めることができるので、これは積極的に実践していきたい必勝法ですね。
必勝法2:先攻を取る
「指スマ」における勝利とは、一番先に予想を2度的中させ、両腕を降ろすことです。最初に親になる(先攻を取る)ことができれば、その分、最初に勝ち抜けできる可能性が高くなります。さりげなく「じゃあ、私から。」と始めてしまうのが良いかもしれません。
必勝法3:相手の癖を見抜く
必勝法と言えるほど簡単にできることではないかもしれませんし、参加人数が多ければ多いほど難しくなりますが、相手の癖を見抜くことも「指スマ」における重要な戦略になってきます。
プレイヤーによっては、「いつも両方の指を一緒に動かしてしまう」など、致命的な癖を持っている人もいるはずです。また、うまく癖を隠しているプレイヤーも、掛け声のリズムを変えるなどして急に勝負を仕掛けてみると、咄嗟に癖が出てしまう、なんてこともあるかもしれませんよ。
まとめ
おそらく誰もが一度は遊んだことのある「指スマ」、日本全国で本当に多種多様な名称で親しまれていることが分かりました。統一された名称や掛け声がないため、異なる都道府県出身の人たちが一緒に遊ぼうとすると少し調整が必要そうですが、各地域の話題で盛り上がるきっかけにもなりそうです。ぜひ学校や職場で遊んでみてくださいね。もちろんその際は必勝法を実践することもお忘れなく。









